近代日本の偽史言説 歴史語りのインテレクチュアル・ヒストリー [ 小澤実 ]

近代日本の偽史言説 歴史語りのインテレクチュアル・ヒストリー [ 小澤実 ]

歴史語りのインテレクチュアル・ヒストリー 小澤実 勉誠出版キンダイニホンノギシゲンセツ オザワ ミノル 発行年月:2017年11月30日 予約締切日:2017年11月29日 ページ数:392p サイズ:単行本 ISBN:9784585221920 小澤実(オザワミノル) 1973年生まれ。

立教大学文学部准教授。

専門は北欧史、西洋中世史、史学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 偽史言説研究の射程/第1部 地域意識と神代史(偽文書「椿井文書」が受容される理由/神代文字と平田国学/近代竹内文献という出来事ー“偽史”の生成と制度への問い)/第2部 創造される「日本」(「日本古代史」を語るということー「肇国」をめぐる「皇国史観」と「偽史」の相剋/戦時下の英雄伝説ー小谷部全一郎『成吉思汗は義経なり』(興亜国民版)を読む)/第3部 同祖論の系譜(ユダヤ陰謀説ー日本における「シオン議定書」の伝播/酒井勝軍の歴史記述と日猶同祖論/日猶同祖論の射程ー旧約預言から『ダ・ヴィンチ・コード』まで)/第4部 偽史のグローバリゼーション(「日本の」芸能・音楽とは何かー白柳秀湖の傀儡子=ジプシー説からの考察/原田敬吾の「日本人=バビロン起源説」とバビロン学会/「失われた大陸」言説の系譜ー日本にとってのアトランティスとムー大陸) 現代に生きるわれわれも一度は耳にしたことがある俄かに信じがたい言説のかずかず。

近代日本において、何故、このような荒唐無稽な物語が展開・流布していったのかーオルタナティブな歴史叙述のあり方を照射することで、歴史を描き出す行為の意味をあぶりだす画期的成果。

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