FRAGOLINO ROSSO / BOTTEGA ボッテガが造る「フラゴリーノ・ロッソ」は、赤ワインのスパークリングワインにストロベリーエキスを加えたカクテルで、ヴェネツィアの代表とも言える特別なお酒です。
イタリア語で「フラゴラ」はイチゴの意味で、その名の通り、芳醇な苺の香りとやさしい口当たりが魅力。
実は、このフラゴリーノ・ロッソには、こんな話があります。
その昔「ウーヴァ・フラゴラ(イチゴのブドウの意味。
なんだかおかしいですね)」というブドウがありました。
人々が、そのブドウの実でワインを造ると、不思議なことにイチゴの豊かな香りがするワインができたのでした。
その美味しさが評判を呼び、大変人気のワインだったのですが、発酵段階で生成されるメタノールが、人体に影響を及ぼすほど大量に生成されることが判明し、法律によって「ウーヴァ・フラゴラ」ワインの販売が禁止されることになります。
そのような経緯で一度は歴史から姿を消したフラゴリーノですが、ヴェネツィアの人々は 「あの美味しさを、どうしても、もう一度味わいたい!」と考えていました。
そして考えに考え抜いた結果、赤のスパークリングワインに ストロベリーエキスを加えるという現在の方法が開発されたのです。
これをボッテガがボトリングに成功、私たちはいつでもフラゴリーノを楽しむことができるようになったというわけです。
復活から20年あまり、今では世界70カ国へと広がる人気っぷり。
フラゴリーノ・ロッソは、世界中で愛される、魅惑のお酒なのです。
熟した果実の甘み、スパークリングワインの泡が味わいを引き締め、赤ワイン特有の優しく軽い渋みが全体をまとめています。
余韻にも、はっきりとしたイチゴの風味が感じられます。
アペリティフとして、またデザートワインとしてお楽しみください。
料理と合わせるなら、イチゴのショートケーキが最高です。
余談ですが、ヴェネツィアのバーカロ(居酒屋)では、こっそりと出回っているようですよ、 ウーヴァ・フラゴラのフラゴリーノが。
法律で禁止されているため酒屋には置いてありませんが、 バーカロで「フラゴリーノある?」なんて聞いてみると、ごそごそとカウンターの下から ラベルの無いボトルを取り出して、グラスにそっと注いでくれるとか。
ウーヴァ・フラゴラのフラゴリーノは、濃厚なイチゴジュースを飲んでいるような味とのこと。
大量に飲まなければ人体への影響はほとんど無いそうですが、 チャレンジする方はくれぐれも気をつけてくださいね! ▼ お客様から頂いたレビューです♪
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